2025年4月14日(月)看護師クイズ

概要 閉塞性動脈硬化症〈ASO〉について正しいのはどれか。

1 .橈骨動脈に好発する。
2 .粥状硬化が原因である。
3 .末梢血流量が増加する。
4 .歩行によって痛みが改善する。
5 .中小動脈の非化膿性炎症で生じる。
回答

1 は×です。

2 は○です。

3 は×です。

4 は×です。

5は×です。

解説

1 下肢の動脈に好発します。

2 閉塞性動脈硬化症は、動脈の粥状硬化の進展により、血管に狭窄・閉塞が生じたもので、喫煙者、脂質異常症、糖尿病、高血圧などの動脈硬化を来しやすい症例に多くみられます。
3  血管に狭窄・閉塞が生じるため、末梢血流量は減少します。
4  一定の距離を歩くと、病変部の末梢が酸素不足等に陥り、疼痛、痺れが出現し、間欠性跛行(一定の距離を歩くと痛みが出現して歩けなくなるが、しばらく休むと痛みが改善して歩けるようになる状態)となります。症状が進行すると安静時でも疼痛が出現し、足趾の虚血性潰瘍や壊死に至ります。
5 中小動脈の非化膿性炎症で生じるのは閉塞性血栓血管炎(バージャー病)です。
よって、正答は2ですね。

ちなみに・・・

ASOがある人は、全身の血管に動脈硬化が発症していることもあるので、心臓の冠動脈の動脈硬化により発症する「狭心症」や「心筋梗塞」、脳の血管の動脈硬化により発症する「脳梗塞」や「脳出血」などの様々な病気にも注意する必要があります。

危険因子は

糖尿病、高血圧、脂質異常症、喫煙、中高齢(特に60歳以上)、男性、脳・心血管疾患の既往などが知られています。

 

最近現場では:LEAD: lower extremity artery disease リードと言われることが多くなっております。

 

選択肢問題参考引用:https://www.tokyo-ac.jp/blog/171260/

概要 閉塞性動脈硬化症〈ASO〉について正しいのはどれか。

1 .橈骨動脈に好発する。
2 .粥状硬化が原因である。
3 .末梢血流量が増加する。
4 .歩行によって痛みが改善する。
5 .中小動脈の非化膿性炎症で生じる。
回答

1 は×です。

2 は○です。

3 は×です。

4 は×です。

5は×です。

解説

1 下肢の動脈に好発します。

2 閉塞性動脈硬化症は、動脈の粥状硬化の進展により、血管に狭窄・閉塞が生じたもので、喫煙者、脂質異常症、糖尿病、高血圧などの動脈硬化を来しやすい症例に多くみられます。
3  血管に狭窄・閉塞が生じるため、末梢血流量は減少します。
4  一定の距離を歩くと、病変部の末梢が酸素不足等に陥り、疼痛、痺れが出現し、間欠性跛行(一定の距離を歩くと痛みが出現して歩けなくなるが、しばらく休むと痛みが改善して歩けるようになる状態)となります。症状が進行すると安静時でも疼痛が出現し、足趾の虚血性潰瘍や壊死に至ります。
5 中小動脈の非化膿性炎症で生じるのは閉塞性血栓血管炎(バージャー病)です。
よって、正答は2ですね。

ちなみに・・・

ASOがある人は、全身の血管に動脈硬化が発症していることもあるので、心臓の冠動脈の動脈硬化により発症する「狭心症」や「心筋梗塞」、脳の血管の動脈硬化により発症する「脳梗塞」や「脳出血」などの様々な病気にも注意する必要があります。

危険因子は

糖尿病、高血圧、脂質異常症、喫煙、中高齢(特に60歳以上)、男性、脳・心血管疾患の既往などが知られています。

 

最近現場では:LEAD: lower extremity artery disease リードと言われることが多くなっております。

 

選択肢問題参考引用:https://www.tokyo-ac.jp/blog/171260/