2025年6月10日(火)看護師クイズ 解答

概要 収縮期血圧の上昇をきたす要因はどれか。

1. 副交感神経の興奮
2. 循環血液量の減少
3. 末梢血管抵抗の増大
4. 血液の粘稠度の低下
回答

末梢血管抵抗の増大

解説

1. 副交感神経の興奮

副交感神経の興奮は心拍数を減少させ、心拍出量を減少させるため、血圧の上昇は起こらない。

2. 循環血液量の減少

循環血液量の減少は心拍出量の減少につながり、血圧は上昇しない。

3. 末梢血管抵抗の増大

末梢血管抵抗の増大は、例えば寒冷刺激によって皮膚血管が収縮したときに起こり、この場合に血圧は上昇する。

4. 血液の粘稠度の低下

血液の粘稠度の低下は、血管内の血液の流れをよくして血管への抵抗が減少するので、血圧は上昇しない。

血圧は心拍出量と収縮状態の血管の抵抗(総末梢抵抗)との掛け算で決まり、上昇する要因には精神的緊張、運動、寒冷刺激などがある。

ちなみに

平均血圧は【脈圧(収縮期血圧-拡張期血圧)÷3+拡張期 血圧】で求められる

脈圧は収縮期血圧(上の血圧)と拡張期血圧(下の血圧)で求められる

 

看護師国家試験102回 出題問題

概要 収縮期血圧の上昇をきたす要因はどれか。

1. 副交感神経の興奮
2. 循環血液量の減少
3. 末梢血管抵抗の増大
4. 血液の粘稠度の低下
回答

末梢血管抵抗の増大

解説

1. 副交感神経の興奮

副交感神経の興奮は心拍数を減少させ、心拍出量を減少させるため、血圧の上昇は起こらない。

2. 循環血液量の減少

循環血液量の減少は心拍出量の減少につながり、血圧は上昇しない。

3. 末梢血管抵抗の増大

末梢血管抵抗の増大は、例えば寒冷刺激によって皮膚血管が収縮したときに起こり、この場合に血圧は上昇する。

4. 血液の粘稠度の低下

血液の粘稠度の低下は、血管内の血液の流れをよくして血管への抵抗が減少するので、血圧は上昇しない。

血圧は心拍出量と収縮状態の血管の抵抗(総末梢抵抗)との掛け算で決まり、上昇する要因には精神的緊張、運動、寒冷刺激などがある。

ちなみに

平均血圧は【脈圧(収縮期血圧-拡張期血圧)÷3+拡張期 血圧】で求められる

脈圧は収縮期血圧(上の血圧)と拡張期血圧(下の血圧)で求められる

 

看護師国家試験102回 出題問題