2025年6月3日(火)看護師クイズ 解答

概要 一酸化炭素中毒について正しいのはどれか。

1. 皮膚が蒼白になる。
2. 低酸素血症にはならない。
3. 治療として低流量の酸素を吸入する。
4. 一酸化炭素は酸素よりもヘモグロビンと結合しやすい
回答

一酸化炭素は酸素よりもヘモグロビンと結合しやすい。

解説

解答・解説

1. 皮膚が蒼白になる。

皮膚は鮮紅色〜ピンク色になる。

2. 低酸素血症にはならない。

一酸化炭素がヘモグロビンと結合することにより、高度の低酸素症になる。

3. 治療として低流量の酸素を吸入する。

治療薬としての酸素は高流量でなければ意味がない。

4. 一酸化炭素は酸素よりもヘモグロビンと結合しやすい。

一酸化炭素は(酸素より200倍以上)ヘモグロビンに結合しやすい。

急性期看護(熱中症、熱傷、一酸化炭素中毒、破傷風など)に関係する出題である。一酸化炭素が(非常に低濃度で、しかも、不可逆的に)ヘモグロビンの酸素結合部位を占領するため、酸素がヘモグロビンに結合不能になることがポイントである。

 

治療:

一酸化炭素中毒が疑われる場合は速やかに新鮮な空気を吸い込む必要があります。一酸化炭素中毒が疑われる症状を自覚したときや周囲に一酸化炭素中毒を疑う症状がある人がいるときは、室内を換気して暖房を止め、速やかに屋外に移動することが大切です。

また、意識を失っている場合は屋外へ移動し、早急に救急車を呼びましょう。呼吸や心臓の拍動が止まっているときは、人工呼吸や心臓マッサージなどの蘇生処置を行うことが大切です。

看護師国家試験 第101回 午前28問

概要 一酸化炭素中毒について正しいのはどれか。

1. 皮膚が蒼白になる。
2. 低酸素血症にはならない。
3. 治療として低流量の酸素を吸入する。
4. 一酸化炭素は酸素よりもヘモグロビンと結合しやすい
回答

一酸化炭素は酸素よりもヘモグロビンと結合しやすい。

解説

解答・解説

1. 皮膚が蒼白になる。

皮膚は鮮紅色〜ピンク色になる。

2. 低酸素血症にはならない。

一酸化炭素がヘモグロビンと結合することにより、高度の低酸素症になる。

3. 治療として低流量の酸素を吸入する。

治療薬としての酸素は高流量でなければ意味がない。

4. 一酸化炭素は酸素よりもヘモグロビンと結合しやすい。

一酸化炭素は(酸素より200倍以上)ヘモグロビンに結合しやすい。

急性期看護(熱中症、熱傷、一酸化炭素中毒、破傷風など)に関係する出題である。一酸化炭素が(非常に低濃度で、しかも、不可逆的に)ヘモグロビンの酸素結合部位を占領するため、酸素がヘモグロビンに結合不能になることがポイントである。

 

治療:

一酸化炭素中毒が疑われる場合は速やかに新鮮な空気を吸い込む必要があります。一酸化炭素中毒が疑われる症状を自覚したときや周囲に一酸化炭素中毒を疑う症状がある人がいるときは、室内を換気して暖房を止め、速やかに屋外に移動することが大切です。

また、意識を失っている場合は屋外へ移動し、早急に救急車を呼びましょう。呼吸や心臓の拍動が止まっているときは、人工呼吸や心臓マッサージなどの蘇生処置を行うことが大切です。

看護師国家試験 第101回 午前28問