2025年7月13日(日) 看護師クイズ解答

概要 開心術後の再開胸のドレーン量の基準は?

1 1時間あたり50ml以上
2 1時間あたり200ml以上
3 6時間で300ml以上
4 12時間で500ml以上
回答

2 1時間あたり200ml以上

 

ドレーンからの出血量が100~200mL/時以上排出が2-3時間以上継続する.

循環の維持が困難・ヘモグロビン値の下降変動があるなど

解説

術後出血は一般的には数時間で減少しますが、約1~3%で再開胸が必要になる1といわれています。施設によって基準が違いますが、ドレーンからの出血量が100~200mL/時以上が2−3時間以上排出されると、再開胸の検討が必要になります。

出血を起こす原因としては、手術中の止血操作、人工心肺の使用、血圧上昇、ヘパリンの使用、回収血輸血によるACT延長などが挙げられます。

術後指示された血圧の範囲をコントロールし出血の予防を行うことが重要です。

術後プロタミンを追加投与することありますよね?プロタミンはアレルギー反応をきたすことがありますので、注意が必要です。

プロタミン
製剤:100mg/10mL
投与量
ヘパリン100単位に対してプロタミン1mg(直前投与2~3時間のヘパリン投与総量で換算する)
・1回の投与量が50mgを超えない
(処方例)必要プロタミン量(<50mg)+生理食塩水 or 5%ブドウ糖液: 100~200mL 10分以上かけて点滴投与
副作用:アレルギー反応が多いため注意(元々魚から抽出してり魚アレルギーの人に多いかも)

注)各施設によって判断基準は異なります。

概要 開心術後の再開胸のドレーン量の基準は?

1 1時間あたり50ml以上
2 1時間あたり200ml以上
3 6時間で300ml以上
4 12時間で500ml以上
回答

2 1時間あたり200ml以上

 

ドレーンからの出血量が100~200mL/時以上排出が2-3時間以上継続する.

循環の維持が困難・ヘモグロビン値の下降変動があるなど

解説

術後出血は一般的には数時間で減少しますが、約1~3%で再開胸が必要になる1といわれています。施設によって基準が違いますが、ドレーンからの出血量が100~200mL/時以上が2−3時間以上排出されると、再開胸の検討が必要になります。

出血を起こす原因としては、手術中の止血操作、人工心肺の使用、血圧上昇、ヘパリンの使用、回収血輸血によるACT延長などが挙げられます。

術後指示された血圧の範囲をコントロールし出血の予防を行うことが重要です。

術後プロタミンを追加投与することありますよね?プロタミンはアレルギー反応をきたすことがありますので、注意が必要です。

プロタミン
製剤:100mg/10mL
投与量
ヘパリン100単位に対してプロタミン1mg(直前投与2~3時間のヘパリン投与総量で換算する)
・1回の投与量が50mgを超えない
(処方例)必要プロタミン量(<50mg)+生理食塩水 or 5%ブドウ糖液: 100~200mL 10分以上かけて点滴投与
副作用:アレルギー反応が多いため注意(元々魚から抽出してり魚アレルギーの人に多いかも)

注)各施設によって判断基準は異なります。