2025年7月15日(火)看護師クイズ 解答

概要 ペースメーカーの説明指導で誤っているのは?

1 旅行時はペースメーカー手帳を持参する
2 高圧電線の下は影響しない
3 携帯電話の使用は可能である
4 検脈の指導をする
回答

高圧電線の下は影響しない

解説

ペースメーカを装着していても、これまでの日常生活とほぼ同じ生活を送ることができます。

しかし、ペースメーカが体内にあることで、自宅の家電で注意が必要になるものがあります。直接身体に電気を通すもの、外へ強い電磁波を出すものの使用は避けるなどです。退院指導にあたっては、家電の聞き取り調査をしましょう。

トラブルがなくても、定期的なペースメーカーチェックが必要です。電池の残量、リード抵抗、閾値、作動状況などを体外からチェックしますので、必ず受けるように指導してください。チェックの間隔は医療機関によって違いますが、3~6か月ごとが多いようです。

検脈は、どこでも簡易的に、ペースメーカが作動しているか確認できる方法の1つです。

検脈安静時(できれば起床時)に行います。ペースメーカはlower rate(ローワーレート)を下回る場合に作動します。そのため、活動時や活動直後では脈拍数が増加しているため、安静時に行うように指導します。

指導内容のポイントは、脈拍数を測定することです。

橈骨動脈に、示指・中指・環指の3指の腹を当てるように指導しましょう。橈骨動脈の触知が難しい場合には、頸動脈を示指・中指で軽く抑えるような方法もあります。しかし、脳梗塞の既往や、血圧が低い患者さんには行いません。高次機能障害や手が不自由な患者さんの場合は、家族に指導を行いましょう。

体脂肪計は、身体に微弱な電流を流し、電流の流れやすさを測定することで体組成を測る方法です。体脂肪計付き体重計の場合は、体脂肪を測定しないモードを選ぶように説明しましょう。

携帯電話は、植込み部位より15cm離して使用するように説明してください。男性の場合、胸ポケットに携帯電話を入れて持ち歩くことが多いので、カバンなどで持ち運ぶように説明しましょう。

セミナー引用:ペースメーカーセミナー

概要 ペースメーカーの説明指導で誤っているのは?

1 旅行時はペースメーカー手帳を持参する
2 高圧電線の下は影響しない
3 携帯電話の使用は可能である
4 検脈の指導をする
回答

高圧電線の下は影響しない

解説

ペースメーカを装着していても、これまでの日常生活とほぼ同じ生活を送ることができます。

しかし、ペースメーカが体内にあることで、自宅の家電で注意が必要になるものがあります。直接身体に電気を通すもの、外へ強い電磁波を出すものの使用は避けるなどです。退院指導にあたっては、家電の聞き取り調査をしましょう。

トラブルがなくても、定期的なペースメーカーチェックが必要です。電池の残量、リード抵抗、閾値、作動状況などを体外からチェックしますので、必ず受けるように指導してください。チェックの間隔は医療機関によって違いますが、3~6か月ごとが多いようです。

検脈は、どこでも簡易的に、ペースメーカが作動しているか確認できる方法の1つです。

検脈安静時(できれば起床時)に行います。ペースメーカはlower rate(ローワーレート)を下回る場合に作動します。そのため、活動時や活動直後では脈拍数が増加しているため、安静時に行うように指導します。

指導内容のポイントは、脈拍数を測定することです。

橈骨動脈に、示指・中指・環指の3指の腹を当てるように指導しましょう。橈骨動脈の触知が難しい場合には、頸動脈を示指・中指で軽く抑えるような方法もあります。しかし、脳梗塞の既往や、血圧が低い患者さんには行いません。高次機能障害や手が不自由な患者さんの場合は、家族に指導を行いましょう。

体脂肪計は、身体に微弱な電流を流し、電流の流れやすさを測定することで体組成を測る方法です。体脂肪計付き体重計の場合は、体脂肪を測定しないモードを選ぶように説明しましょう。

携帯電話は、植込み部位より15cm離して使用するように説明してください。男性の場合、胸ポケットに携帯電話を入れて持ち歩くことが多いので、カバンなどで持ち運ぶように説明しましょう。

セミナー引用:ペースメーカーセミナー