2025年7月31日(水)看護師クイズ 解答

概要 心臓は組織学的にどんな筋肉?

1 骨格筋
2 平滑筋
3 横紋筋
回答

横紋筋

解説

心筋は横紋を有する不随意筋で、横紋筋の一種である心筋細胞でできています。横紋筋は骨格筋を構成する筋肉であり、自分の意志で動かすことができる筋肉(随意筋)であり運動神経により制御されています。しかし、心筋は自分の意志とは関係なく動く筋肉(不随意筋)である平滑筋に類似しています。つまり、横紋筋と平滑筋の中間の性質を持つ筋肉なのです。

横紋を有する点は骨格筋に、不随意の点は平滑筋に類似し、骨格筋と平滑筋の中間に位置する筋肉であると言われています。各細胞が分岐して相互に網状につながっている点が特徴で、これらのつながり部分を介在板( intercalated disk )といいます。この部分の電気抵抗は極めて低く、活動電位は極めて容易に伝導します。したがって洞房結節のペースメーカー細胞で発生した活動電位は短時間のうちに心臓を形成しているすべての心筋細胞に伝わります。

横紋(横紋筋)

筋肉は形態によって横紋筋と平滑筋とに分類されます。
横紋筋とは、筋線維を顕微鏡で観察した時に縞模様(横縞)が見られる筋肉のことです。

一方、平滑筋にはこの縞模様は見られず、横紋筋(骨格筋や心筋)に比べて収縮が非常にゆっくりであるという特徴があります。

不随意筋

筋肉は支配する神経によって随意筋と不随意筋とに分類されます。
随意筋とは、自分の意志で動かすことのできる筋肉です。これとは反対に、自分の意志では動かすことのできない筋肉を不随意筋と呼びます。
随意筋は運動神経に、不随意筋は自律神経によって制御されており、胃・腸・心臓などの内臓を動かしている筋肉は全て不随意筋です。

概要 心臓は組織学的にどんな筋肉?

1 骨格筋
2 平滑筋
3 横紋筋
回答

横紋筋

解説

心筋は横紋を有する不随意筋で、横紋筋の一種である心筋細胞でできています。横紋筋は骨格筋を構成する筋肉であり、自分の意志で動かすことができる筋肉(随意筋)であり運動神経により制御されています。しかし、心筋は自分の意志とは関係なく動く筋肉(不随意筋)である平滑筋に類似しています。つまり、横紋筋と平滑筋の中間の性質を持つ筋肉なのです。

横紋を有する点は骨格筋に、不随意の点は平滑筋に類似し、骨格筋と平滑筋の中間に位置する筋肉であると言われています。各細胞が分岐して相互に網状につながっている点が特徴で、これらのつながり部分を介在板( intercalated disk )といいます。この部分の電気抵抗は極めて低く、活動電位は極めて容易に伝導します。したがって洞房結節のペースメーカー細胞で発生した活動電位は短時間のうちに心臓を形成しているすべての心筋細胞に伝わります。

横紋(横紋筋)

筋肉は形態によって横紋筋と平滑筋とに分類されます。
横紋筋とは、筋線維を顕微鏡で観察した時に縞模様(横縞)が見られる筋肉のことです。

一方、平滑筋にはこの縞模様は見られず、横紋筋(骨格筋や心筋)に比べて収縮が非常にゆっくりであるという特徴があります。

不随意筋

筋肉は支配する神経によって随意筋と不随意筋とに分類されます。
随意筋とは、自分の意志で動かすことのできる筋肉です。これとは反対に、自分の意志では動かすことのできない筋肉を不随意筋と呼びます。
随意筋は運動神経に、不随意筋は自律神経によって制御されており、胃・腸・心臓などの内臓を動かしている筋肉は全て不随意筋です。