2025年7月8日(火)看護師クイズ 解答

概要 若年者よりも高齢者が熱中症を起こしやすい理由はどれか。
1. 熱産生量の増加
2. 熱放散量の増加
3. 自律性体温調節反応の低下
4. 視床下部の体温調節中枢のセットポイントの低下
回答

自律性体温調節反応の低下

解説

解答・解説

1. 熱産生量の増加

熱産生量の増加が若年者より高齢者のほうが熱中症を起こしやすい理由ではない。

2. 熱放散量の増加

熱放散量が増加すれば、逆に熱中症になりにくいと考えられる。

3. 自律性体温調節反応の低下

高齢者は若年者に比べて、自律性体温調節反応が低下しているため、熱中症になりやすい。

4. 視床下部の体温調節中枢のセットポイントの低下

視床下部は体温調節に関与しているが、高齢者が若年者に比べて熱中症を起こしやすい理由は、視床下部の体温調節中枢のセットポイントの低下ではない。

高齢者は温度に対する感受性が鈍くなっており、体温調節機能も低下しているため、若年者と比べて熱中症になりやすい。

年齢を重ねると、次のような機能低下を引き起こします。

  • 体温を感知する感覚が鈍くなる
  • 体内の水分量が減少する
  • 腎機能が低下し水分を体内に保持しにくい
  • 食事摂取量や水分摂取量が減る

高血圧や糖尿病などの持病や利尿薬などの内服薬も脱水のリスクを高めます

暑さを感じにくいために水分補給を怠ったり、夜間のトイレ回数を気にして水分摂取を控えたりすることが、熱中症のリスクを高める要因につながるのです。

概要 若年者よりも高齢者が熱中症を起こしやすい理由はどれか。
1. 熱産生量の増加
2. 熱放散量の増加
3. 自律性体温調節反応の低下
4. 視床下部の体温調節中枢のセットポイントの低下
回答

自律性体温調節反応の低下

解説

解答・解説

1. 熱産生量の増加

熱産生量の増加が若年者より高齢者のほうが熱中症を起こしやすい理由ではない。

2. 熱放散量の増加

熱放散量が増加すれば、逆に熱中症になりにくいと考えられる。

3. 自律性体温調節反応の低下

高齢者は若年者に比べて、自律性体温調節反応が低下しているため、熱中症になりやすい。

4. 視床下部の体温調節中枢のセットポイントの低下

視床下部は体温調節に関与しているが、高齢者が若年者に比べて熱中症を起こしやすい理由は、視床下部の体温調節中枢のセットポイントの低下ではない。

高齢者は温度に対する感受性が鈍くなっており、体温調節機能も低下しているため、若年者と比べて熱中症になりやすい。

年齢を重ねると、次のような機能低下を引き起こします。

  • 体温を感知する感覚が鈍くなる
  • 体内の水分量が減少する
  • 腎機能が低下し水分を体内に保持しにくい
  • 食事摂取量や水分摂取量が減る

高血圧や糖尿病などの持病や利尿薬などの内服薬も脱水のリスクを高めます

暑さを感じにくいために水分補給を怠ったり、夜間のトイレ回数を気にして水分摂取を控えたりすることが、熱中症のリスクを高める要因につながるのです。