2026年10月20日(火)看護師クイズ 回答

概要 動脈血液ガス分析で以下の結果が得られました。

pH:7.28
PaCO₂:55 mmHg
HCO₃⁻:25 mEq/L

この患者の酸塩基平衡として、最も適切なのはどれでしょうか?






① 呼吸性アシドーシス
② 代謝性アシドーシス
③ 呼吸性アルカローシス
④ 代謝性アルカローシス




回答

① 呼吸性アシドーシス

解説

血液ガスを評価する際は、まずpHを確認し、アシドーシス方向なのかアルカローシス方向なのかを判断することが重要です。

正常な動脈血pHは7.35~7.45であり、今回のpH 7.28は酸血症を示しています。

次に確認するのがPaCO₂とHCO₃⁻です。PaCO₂は呼吸による酸塩基調節を反映しており、正常値は35~45 mmHgです。PaCO₂が上昇すると血液中の二酸化炭素が増加し、炭酸を介して水素イオン濃度が上昇するため、pHは低下します。

一方、HCO₃⁻は主に腎臓による酸塩基調節を反映しており、一般的な正常値は22~26 mEq/Lです。

今回の結果ではPaCO₂が55 mmHgと上昇している一方、HCO₃⁻は25 mEq/Lとほぼ正常範囲内です。そのため、主な原因は二酸化炭素の蓄積であり、呼吸性アシドーシスと判断できます。

呼吸性アシドーシスは、肺胞低換気によって二酸化炭素を十分に排出できない状態で生じます。原因としては、COPDの急性増悪、鎮静薬やオピオイドによる呼吸抑制、神経筋疾患、気道閉塞などが挙げられます。

臨床では、血液ガスの数値だけでなく、呼吸数、呼吸の深さ、意識レベル、呼吸補助筋の使用、換気状態などを併せて評価することが重要です。

また、慢性的な二酸化炭素貯留がある患者では、腎臓による代償作用によってHCO₃⁻が上昇していることがあります。今回のようにHCO₃⁻の上昇が乏しい場合は、急性の呼吸性アシドーシスが疑われます。ただし、急性・慢性の最終的な判断には過去の血液ガスや臨床経過の確認が必要です。

 

概要 動脈血液ガス分析で以下の結果が得られました。

pH:7.28
PaCO₂:55 mmHg
HCO₃⁻:25 mEq/L

この患者の酸塩基平衡として、最も適切なのはどれでしょうか?






① 呼吸性アシドーシス
② 代謝性アシドーシス
③ 呼吸性アルカローシス
④ 代謝性アルカローシス




回答

① 呼吸性アシドーシス

解説

血液ガスを評価する際は、まずpHを確認し、アシドーシス方向なのかアルカローシス方向なのかを判断することが重要です。

正常な動脈血pHは7.35~7.45であり、今回のpH 7.28は酸血症を示しています。

次に確認するのがPaCO₂とHCO₃⁻です。PaCO₂は呼吸による酸塩基調節を反映しており、正常値は35~45 mmHgです。PaCO₂が上昇すると血液中の二酸化炭素が増加し、炭酸を介して水素イオン濃度が上昇するため、pHは低下します。

一方、HCO₃⁻は主に腎臓による酸塩基調節を反映しており、一般的な正常値は22~26 mEq/Lです。

今回の結果ではPaCO₂が55 mmHgと上昇している一方、HCO₃⁻は25 mEq/Lとほぼ正常範囲内です。そのため、主な原因は二酸化炭素の蓄積であり、呼吸性アシドーシスと判断できます。

呼吸性アシドーシスは、肺胞低換気によって二酸化炭素を十分に排出できない状態で生じます。原因としては、COPDの急性増悪、鎮静薬やオピオイドによる呼吸抑制、神経筋疾患、気道閉塞などが挙げられます。

臨床では、血液ガスの数値だけでなく、呼吸数、呼吸の深さ、意識レベル、呼吸補助筋の使用、換気状態などを併せて評価することが重要です。

また、慢性的な二酸化炭素貯留がある患者では、腎臓による代償作用によってHCO₃⁻が上昇していることがあります。今回のようにHCO₃⁻の上昇が乏しい場合は、急性の呼吸性アシドーシスが疑われます。ただし、急性・慢性の最終的な判断には過去の血液ガスや臨床経過の確認が必要です。