2026年10月29日(木)看護師クイズ 回答

概要 術後患者の疼痛評価について、最も適切な対応はどれでしょうか?






① バイタルサインが安定していれば、強い疼痛はないと判断する。

② 患者が眠っている場合は、疼痛評価を行う必要はない。

③ NRSなどを用いて疼痛の程度を確認し、安静時だけでなく体動時の痛みも評価する。

④ 術後疼痛は自然に軽減するため、患者が訴えるまで鎮痛薬の使用を控える。





回答

③ NRSなどを用いて疼痛の程度を確認し、安静時だけでなく体動時の痛みも評価する。

解説

術後疼痛の管理では、患者の主観的な痛みを適切に評価することが重要です。

NRS(Numerical Rating Scale)は、痛みの強さを0〜10の11段階で評価する方法です。

  • 0:痛みなし

  • 1〜3:軽度の痛み

  • 4〜6:中等度の痛み

  • 7〜10:強い痛み

※区分は一般的な目安であり、患者の状態や施設の評価基準によって異なります。

術後は安静時の疼痛が軽度であっても、深呼吸や咳嗽、離床時に強い痛みが生じることがあります。

疼痛が十分にコントロールされていない場合、深呼吸や咳嗽が抑制され、無気肺などの呼吸器合併症につながる可能性があります。また、離床の遅延にも影響します。

そのため、安静時と体動時の疼痛を評価し、鎮痛薬の効果や副作用も継続的に確認することが大切です。

+α:術後疼痛管理で看護師が意識したいポイント

術後疼痛の評価では、NRSの数値だけでなく、以下の項目も確認しましょう。

① 痛みの部位と性質:創部痛、ドレーン挿入部痛、圧迫感など

② 痛みが増強する動作:深呼吸、咳嗽、体位変換、離床など

③ 鎮痛薬の効果:投与前後のNRSの変化と効果持続時間

④ 鎮痛薬の副作用:呼吸抑制、過鎮静、悪心・嘔吐、血圧低下など

⑤ 日常生活への影響:睡眠、食事、リハビリテーションへの支障

特に心臓血管外科術後では、胸骨正中切開部や胸腔ドレーン挿入部の疼痛が深呼吸・咳嗽・早期離床の妨げになることがあります。

「痛みが何点か」だけでなく、「痛みによって何ができないか」を評価することが、術後回復を支える重要な看護の視点です。

概要 術後患者の疼痛評価について、最も適切な対応はどれでしょうか?






① バイタルサインが安定していれば、強い疼痛はないと判断する。

② 患者が眠っている場合は、疼痛評価を行う必要はない。

③ NRSなどを用いて疼痛の程度を確認し、安静時だけでなく体動時の痛みも評価する。

④ 術後疼痛は自然に軽減するため、患者が訴えるまで鎮痛薬の使用を控える。





回答

③ NRSなどを用いて疼痛の程度を確認し、安静時だけでなく体動時の痛みも評価する。

解説

術後疼痛の管理では、患者の主観的な痛みを適切に評価することが重要です。

NRS(Numerical Rating Scale)は、痛みの強さを0〜10の11段階で評価する方法です。

  • 0:痛みなし

  • 1〜3:軽度の痛み

  • 4〜6:中等度の痛み

  • 7〜10:強い痛み

※区分は一般的な目安であり、患者の状態や施設の評価基準によって異なります。

術後は安静時の疼痛が軽度であっても、深呼吸や咳嗽、離床時に強い痛みが生じることがあります。

疼痛が十分にコントロールされていない場合、深呼吸や咳嗽が抑制され、無気肺などの呼吸器合併症につながる可能性があります。また、離床の遅延にも影響します。

そのため、安静時と体動時の疼痛を評価し、鎮痛薬の効果や副作用も継続的に確認することが大切です。

+α:術後疼痛管理で看護師が意識したいポイント

術後疼痛の評価では、NRSの数値だけでなく、以下の項目も確認しましょう。

① 痛みの部位と性質:創部痛、ドレーン挿入部痛、圧迫感など

② 痛みが増強する動作:深呼吸、咳嗽、体位変換、離床など

③ 鎮痛薬の効果:投与前後のNRSの変化と効果持続時間

④ 鎮痛薬の副作用:呼吸抑制、過鎮静、悪心・嘔吐、血圧低下など

⑤ 日常生活への影響:睡眠、食事、リハビリテーションへの支障

特に心臓血管外科術後では、胸骨正中切開部や胸腔ドレーン挿入部の疼痛が深呼吸・咳嗽・早期離床の妨げになることがあります。

「痛みが何点か」だけでなく、「痛みによって何ができないか」を評価することが、術後回復を支える重要な看護の視点です。