2026年10月8日(木)看護師クイズ 回答

概要 開心術後、ICU帰室後の患者。血圧低下、頻脈、尿量減少を認め、CVPは上昇、心拍出量(CO・CI)は低下している。さらに、胸腔・縦隔ドレーンの排液量が急に減少した。
このとき、最も優先して疑うべき病態はどれか。






① 循環血液量減少
② 心タンポナーデ
③ 低カリウム血症
④ 術後高血糖




回答

② 心タンポナーデ

解説

開心術後に「血圧低下・頻脈・尿量減少・CVP上昇・CO/CI低下」を認めた場合は、術後出血や心タンポナーデを疑う必要があります。

特に重要なのが、ドレーン排液量とその推移です。ドレーン排液が1時間200mL以上の状態で2〜3時間以上持続し、さらに血圧低下、心拍出量低下、尿量低下などの循環動態の悪化を伴う場合には、持続する術後出血を疑い、再開胸による止血を検討する状況となります。

一方、出血が続いていると考えられる状況でドレーン排液が突然減少した場合には、「出血が止まった」と判断するのではなく、ドレーン閉塞によって心嚢内や縦隔内に血液が貯留し、心タンポナーデを起こしている可能性も考える必要があります。

心タンポナーデでは、心臓が外側から圧迫されることで拡張が障害され、静脈還流や一回拍出量が低下します。その結果、心拍出量が低下し、血圧低下や尿量減少などの臓器低灌流所見が出現します。一方、静脈系ではうっ血するため、CVPが上昇することがあります。

したがって、開心術後の出血管理では「ドレーン排液量だけ」で判断するのではなく、排液量の推移、血圧、心拍数、尿量、CVP、CO・CI、Hb、凝固能などを総合的に評価することが重要です。

「ドレーン排液が多い」場合だけでなく、「急に出なくなった」場合にも注意が必要です。

資料でも、再開胸を考慮する状況として、ドレーン排液の増加・閉塞とともに、血圧低下、頻脈、尿量減少、CVP上昇、CO・CI低下などが示されています。

概要 開心術後、ICU帰室後の患者。血圧低下、頻脈、尿量減少を認め、CVPは上昇、心拍出量(CO・CI)は低下している。さらに、胸腔・縦隔ドレーンの排液量が急に減少した。
このとき、最も優先して疑うべき病態はどれか。






① 循環血液量減少
② 心タンポナーデ
③ 低カリウム血症
④ 術後高血糖




回答

② 心タンポナーデ

解説

開心術後に「血圧低下・頻脈・尿量減少・CVP上昇・CO/CI低下」を認めた場合は、術後出血や心タンポナーデを疑う必要があります。

特に重要なのが、ドレーン排液量とその推移です。ドレーン排液が1時間200mL以上の状態で2〜3時間以上持続し、さらに血圧低下、心拍出量低下、尿量低下などの循環動態の悪化を伴う場合には、持続する術後出血を疑い、再開胸による止血を検討する状況となります。

一方、出血が続いていると考えられる状況でドレーン排液が突然減少した場合には、「出血が止まった」と判断するのではなく、ドレーン閉塞によって心嚢内や縦隔内に血液が貯留し、心タンポナーデを起こしている可能性も考える必要があります。

心タンポナーデでは、心臓が外側から圧迫されることで拡張が障害され、静脈還流や一回拍出量が低下します。その結果、心拍出量が低下し、血圧低下や尿量減少などの臓器低灌流所見が出現します。一方、静脈系ではうっ血するため、CVPが上昇することがあります。

したがって、開心術後の出血管理では「ドレーン排液量だけ」で判断するのではなく、排液量の推移、血圧、心拍数、尿量、CVP、CO・CI、Hb、凝固能などを総合的に評価することが重要です。

「ドレーン排液が多い」場合だけでなく、「急に出なくなった」場合にも注意が必要です。

資料でも、再開胸を考慮する状況として、ドレーン排液の増加・閉塞とともに、血圧低下、頻脈、尿量減少、CVP上昇、CO・CI低下などが示されています。