2026年11月6日(金)看護師クイズ 回答

概要 【急性心不全クイズ 第1問】
急性心不全患者。血圧185/105mmHg、SpO₂ 86%(室内気)、著明な呼吸困難、両側湿性ラ音を認める。
高血圧性急性肺水腫が疑われる場合、初期治療として最も適切なのはどれか?





A.大量輸液による前負荷の確保
B.非侵襲的陽圧換気(NPPV)と血管拡張薬の検討
C.β遮断薬の急速静注による降圧
D.呼吸状態を観察しながら経過観察




回答

B.非侵襲的陽圧換気(NPPV)と血管拡張薬の検討

解説

高血圧性急性肺水腫では、単純な体液量の増加だけでなく、急激な血圧上昇による左室後負荷の増大や、血液の肺循環への再分布が重要な病態となります。

左室後負荷が増大すると左室の駆出が障害され、左室拡張末期圧や左房圧が上昇します。その結果、肺毛細血管の静水圧が上昇し、血管内の水分が肺間質や肺胞内へ移動して肺水腫を引き起こします。

NPPV(CPAP・BiPAP)は、肺胞虚脱を改善して酸素化を高めるだけでなく、胸腔内圧の上昇によって左室の経壁圧を低下させ、左室後負荷を軽減する効果も期待できます。

また、血圧が十分に高い場合には硝酸薬などの血管拡張薬が有効です。静脈拡張による前負荷軽減に加え、用量によっては動脈拡張による後負荷軽減も期待できます。

看護のポイント

  • 呼吸数、SpO₂、呼吸補助筋の使用、意識状態を継続評価する。

  • NPPV導入後は呼吸仕事量と酸素化の改善を確認する。

  • 硝酸薬使用時は急激な血圧低下に注意する。

  • 低酸素血症が持続する場合や意識障害が進行する場合は、気管挿管を含めた対応を検討する。

重要なのは、高血圧性急性肺水腫では利尿薬だけに依存せず、呼吸管理と前負荷・後負荷の適切な調整を行うことです。

概要 【急性心不全クイズ 第1問】
急性心不全患者。血圧185/105mmHg、SpO₂ 86%(室内気)、著明な呼吸困難、両側湿性ラ音を認める。
高血圧性急性肺水腫が疑われる場合、初期治療として最も適切なのはどれか?





A.大量輸液による前負荷の確保
B.非侵襲的陽圧換気(NPPV)と血管拡張薬の検討
C.β遮断薬の急速静注による降圧
D.呼吸状態を観察しながら経過観察




回答

B.非侵襲的陽圧換気(NPPV)と血管拡張薬の検討

解説

高血圧性急性肺水腫では、単純な体液量の増加だけでなく、急激な血圧上昇による左室後負荷の増大や、血液の肺循環への再分布が重要な病態となります。

左室後負荷が増大すると左室の駆出が障害され、左室拡張末期圧や左房圧が上昇します。その結果、肺毛細血管の静水圧が上昇し、血管内の水分が肺間質や肺胞内へ移動して肺水腫を引き起こします。

NPPV(CPAP・BiPAP)は、肺胞虚脱を改善して酸素化を高めるだけでなく、胸腔内圧の上昇によって左室の経壁圧を低下させ、左室後負荷を軽減する効果も期待できます。

また、血圧が十分に高い場合には硝酸薬などの血管拡張薬が有効です。静脈拡張による前負荷軽減に加え、用量によっては動脈拡張による後負荷軽減も期待できます。

看護のポイント

  • 呼吸数、SpO₂、呼吸補助筋の使用、意識状態を継続評価する。

  • NPPV導入後は呼吸仕事量と酸素化の改善を確認する。

  • 硝酸薬使用時は急激な血圧低下に注意する。

  • 低酸素血症が持続する場合や意識障害が進行する場合は、気管挿管を含めた対応を検討する。

重要なのは、高血圧性急性肺水腫では利尿薬だけに依存せず、呼吸管理と前負荷・後負荷の適切な調整を行うことです。