2026年2月25日(水)看護師クイズ 回答

概要 ARDS患者において、PEEPを上げる主な目的として最も適切なのはどれか?




A. 二酸化炭素排出を促進するため
B. 肺胞虚脱を防ぎ、酸素化を改善するため
C. 心拍出量を増加させるため
D. 気道分泌物を減少させるため



回答

B. 肺胞虚脱を防ぎ、酸素化を改善するため

解説

ARDSでは炎症により肺胞が虚脱(atelectasis)しやすくなり、シャントが増加することで低酸素血症が生じる。

PEEP(Positive End-Expiratory Pressure)は、呼気終末時にも陽圧をかけ続けることで肺胞の虚脱を防ぎ、機能的残気量(FRC)を増加させる

その結果、
・肺胞再開通(recruitment)
・シャントの減少
・酸素化の改善(PaO₂上昇)

が得られる。

ARDS管理におけるPEEPの主目的は酸素化改善と肺胞保護である。

■他選択肢が誤りの理由

A:二酸化炭素排出を促進するため
→ CO₂排出は主に「分時換気量」に依存する。PEEPは換気よりも酸素化改善が主目的。

C:心拍出量を増加させるため
→ PEEP上昇は胸腔内圧を上げ、静脈還流を低下させる可能性がある。むしろ心拍出量は低下することがある。

D:気道分泌物を減少させるため
→ 分泌物管理は吸引や加湿が主体。PEEPの直接的目的ではない。

■エビデンス

● ARDS Network Trial(2000)
低容量換気戦略と適切なPEEP設定が死亡率を低下させることを示した。

● Surviving Sepsis Campaign Guidelines
ARDSでは肺保護換気(6 mL/kg予測体重)と適切なPEEP設定を推奨。

● Gattinoni et al. Intensive Care Med
PEEPは肺胞リクルートメントを促進し、シャント率を改善することを示している。

概要 ARDS患者において、PEEPを上げる主な目的として最も適切なのはどれか?




A. 二酸化炭素排出を促進するため
B. 肺胞虚脱を防ぎ、酸素化を改善するため
C. 心拍出量を増加させるため
D. 気道分泌物を減少させるため



回答

B. 肺胞虚脱を防ぎ、酸素化を改善するため

解説

ARDSでは炎症により肺胞が虚脱(atelectasis)しやすくなり、シャントが増加することで低酸素血症が生じる。

PEEP(Positive End-Expiratory Pressure)は、呼気終末時にも陽圧をかけ続けることで肺胞の虚脱を防ぎ、機能的残気量(FRC)を増加させる

その結果、
・肺胞再開通(recruitment)
・シャントの減少
・酸素化の改善(PaO₂上昇)

が得られる。

ARDS管理におけるPEEPの主目的は酸素化改善と肺胞保護である。

■他選択肢が誤りの理由

A:二酸化炭素排出を促進するため
→ CO₂排出は主に「分時換気量」に依存する。PEEPは換気よりも酸素化改善が主目的。

C:心拍出量を増加させるため
→ PEEP上昇は胸腔内圧を上げ、静脈還流を低下させる可能性がある。むしろ心拍出量は低下することがある。

D:気道分泌物を減少させるため
→ 分泌物管理は吸引や加湿が主体。PEEPの直接的目的ではない。

■エビデンス

● ARDS Network Trial(2000)
低容量換気戦略と適切なPEEP設定が死亡率を低下させることを示した。

● Surviving Sepsis Campaign Guidelines
ARDSでは肺保護換気(6 mL/kg予測体重)と適切なPEEP設定を推奨。

● Gattinoni et al. Intensive Care Med
PEEPは肺胞リクルートメントを促進し、シャント率を改善することを示している。