2026年4月20日(月)看護師クイズ 回答

概要 ICD植込み術後の看護として最も適切なのはどれか。


A. 早期離床のため挿入側上肢は積極的に挙上する
B. 創部の腫脹・発赤は軽度であれば経過観察とする
C. 挿入側上肢は過度な挙上を避ける
D. ICDショック作動は術後には起こらない




回答

C. 挿入側上肢は過度な挙上を避ける

解説

ICD植込み術後の看護で最も重要なのは「リード逸脱予防」である。

ICDは前胸部皮下に本体を留置し、リードを静脈経由で心内に固定するが、術後早期はリードが十分に固定されておらず不安定な状態である。そのため、挿入側上肢の過度な挙上や急激な肩運動により、リードの位置ズレ(逸脱)が起こるリスクが高まる。

リード逸脱が起こると、ペーシング不全、センシング異常、除細動不全など重大なデバイストラブルにつながる可能性がある。

そのため術後は、
・挿入側上肢は肩関節90度以上の挙上を避ける
・急激な肩の動きや引っ張る動作を避ける
・重い物を持たない
などの動作制限が必要となる(目安:数週間〜1か月程度、施設基準による)。

ただし、完全に上肢を動かさないことは肩関節拘縮の原因となるため、日常生活レベルの軽度な運動は許可しつつ、「過度な挙上を避ける」というバランスが重要である。

また、創部の発赤・腫脹・疼痛は感染や血腫の初期所見である可能性があり、軽度であっても見逃さず早期報告が必要である。ICD感染はデバイス抜去を要する重篤な合併症となるため注意が必要である。

さらに、ICDは術後であっても致死性不整脈が発生すれば作動するため、「術後はショックが起こらない」という認識は誤りである。術後も不整脈の監視と全身状態の観察が重要である。

以上より、ICD植込み術後は創部管理に加えて、リード逸脱予防のための上肢運動制限を適切に指導・管理することが看護上最も重要である。

概要 ICD植込み術後の看護として最も適切なのはどれか。


A. 早期離床のため挿入側上肢は積極的に挙上する
B. 創部の腫脹・発赤は軽度であれば経過観察とする
C. 挿入側上肢は過度な挙上を避ける
D. ICDショック作動は術後には起こらない




回答

C. 挿入側上肢は過度な挙上を避ける

解説

ICD植込み術後の看護で最も重要なのは「リード逸脱予防」である。

ICDは前胸部皮下に本体を留置し、リードを静脈経由で心内に固定するが、術後早期はリードが十分に固定されておらず不安定な状態である。そのため、挿入側上肢の過度な挙上や急激な肩運動により、リードの位置ズレ(逸脱)が起こるリスクが高まる。

リード逸脱が起こると、ペーシング不全、センシング異常、除細動不全など重大なデバイストラブルにつながる可能性がある。

そのため術後は、
・挿入側上肢は肩関節90度以上の挙上を避ける
・急激な肩の動きや引っ張る動作を避ける
・重い物を持たない
などの動作制限が必要となる(目安:数週間〜1か月程度、施設基準による)。

ただし、完全に上肢を動かさないことは肩関節拘縮の原因となるため、日常生活レベルの軽度な運動は許可しつつ、「過度な挙上を避ける」というバランスが重要である。

また、創部の発赤・腫脹・疼痛は感染や血腫の初期所見である可能性があり、軽度であっても見逃さず早期報告が必要である。ICD感染はデバイス抜去を要する重篤な合併症となるため注意が必要である。

さらに、ICDは術後であっても致死性不整脈が発生すれば作動するため、「術後はショックが起こらない」という認識は誤りである。術後も不整脈の監視と全身状態の観察が重要である。

以上より、ICD植込み術後は創部管理に加えて、リード逸脱予防のための上肢運動制限を適切に指導・管理することが看護上最も重要である。