2026年4月3日(金)看護師クイズ 回答

概要 qSOFAに含まれない項目はどれか?



A. 呼吸数増加
B. 収縮期血圧低下
C. 意識障害
D. 心拍数増加
回答

B. 収縮期血圧低下

解説

qSOFAは、感染症が疑われる患者において「この患者は重症化しやすいか」「敗血症を強く疑うべきか」を、ベッドサイドで素早く見極めるための簡便な指標です。
項目は3つだけで、次の内容から構成されます。

・呼吸数 22回/分以上
・収縮期血圧 100mmHg以下
・意識障害(GCS低下など)

このうち2項目以上を満たすと、敗血症を疑って全身状態をより慎重に評価する必要があります。

心拍数増加は、一見すると重症感染でよくみられる所見なので選びたくなります。実際、発熱、脱水、疼痛、不安、低酸素、循環不全などで頻脈はよく出現します。そのため臨床的にはとても重要なサインです。
ただし、qSOFAの正式な構成項目には含まれていません。

なぜ心拍数が入っていないのかというと、頻脈は感染症以外でも起こりやすく、特異度が低いからです。例えば、痛みが強い患者、緊張している患者、脱水のある患者、心房細動のある患者でも心拍数は上がります。つまり、重症度を見極める指標としては「よく出るけれど、敗血症らしさを絞り込む力は弱い」面があります。

一方で、qSOFAに入っている3項目は、いずれも臓器障害や循環・呼吸の破綻を反映しやすい所見です。

1. 呼吸数増加
呼吸数の増加は、敗血症でかなり早期から現れやすい重要な変化です。
代謝性アシドーシス、低酸素、全身炎症、呼吸仕事量増大などを反映しており、「なんとなく悪い」を数字で捉えやすい指標です。
敗血症では血圧より先に呼吸数が上がることもあるため、看護師が最初に気づける重要所見です。

2. 収縮期血圧低下
収縮期血圧100mmHg以下は、循環不全の兆候として捉えます。
敗血症では血管拡張、毛細血管漏出、相対的循環血液量減少などにより血圧が下がります。
普段血圧が高い人にとっては、100mmHgでもかなり危険な変化のことがあります。単に「正常範囲か」ではなく、「その人にとって低いか」で考えることが大切です。

3. 意識障害
意識障害は中枢神経系への影響、循環不全、低酸素、代謝異常などを示す可能性があります。
敗血症では「なんとなく反応が鈍い」「会話がかみ合わない」「ぼんやりしている」といった軽い変化から始まることもあります。
これは敗血症性脳症の初期サインである可能性があり、見逃してはいけません。

心拍数増加はどう扱えばよいか
qSOFAには含まれませんが、実際の臨床では非常に大事です。
例えば、発熱と頻脈だけでは「ただの感染症」に見えることがありますが、そこに呼吸数増加、血圧低下、意識変容、尿量低下が加わると、一気に敗血症を疑う流れになります。
つまり頻脈は単独で決め手にはなりにくいですが、全身状態悪化の文脈の中では重要なヒントです。

覚え方
qSOFAは
「呼吸・血圧・意識」
の3つです。

心拍数は大事ですが、qSOFAには入りません。

概要 qSOFAに含まれない項目はどれか?



A. 呼吸数増加
B. 収縮期血圧低下
C. 意識障害
D. 心拍数増加
回答

B. 収縮期血圧低下

解説

qSOFAは、感染症が疑われる患者において「この患者は重症化しやすいか」「敗血症を強く疑うべきか」を、ベッドサイドで素早く見極めるための簡便な指標です。
項目は3つだけで、次の内容から構成されます。

・呼吸数 22回/分以上
・収縮期血圧 100mmHg以下
・意識障害(GCS低下など)

このうち2項目以上を満たすと、敗血症を疑って全身状態をより慎重に評価する必要があります。

心拍数増加は、一見すると重症感染でよくみられる所見なので選びたくなります。実際、発熱、脱水、疼痛、不安、低酸素、循環不全などで頻脈はよく出現します。そのため臨床的にはとても重要なサインです。
ただし、qSOFAの正式な構成項目には含まれていません。

なぜ心拍数が入っていないのかというと、頻脈は感染症以外でも起こりやすく、特異度が低いからです。例えば、痛みが強い患者、緊張している患者、脱水のある患者、心房細動のある患者でも心拍数は上がります。つまり、重症度を見極める指標としては「よく出るけれど、敗血症らしさを絞り込む力は弱い」面があります。

一方で、qSOFAに入っている3項目は、いずれも臓器障害や循環・呼吸の破綻を反映しやすい所見です。

1. 呼吸数増加
呼吸数の増加は、敗血症でかなり早期から現れやすい重要な変化です。
代謝性アシドーシス、低酸素、全身炎症、呼吸仕事量増大などを反映しており、「なんとなく悪い」を数字で捉えやすい指標です。
敗血症では血圧より先に呼吸数が上がることもあるため、看護師が最初に気づける重要所見です。

2. 収縮期血圧低下
収縮期血圧100mmHg以下は、循環不全の兆候として捉えます。
敗血症では血管拡張、毛細血管漏出、相対的循環血液量減少などにより血圧が下がります。
普段血圧が高い人にとっては、100mmHgでもかなり危険な変化のことがあります。単に「正常範囲か」ではなく、「その人にとって低いか」で考えることが大切です。

3. 意識障害
意識障害は中枢神経系への影響、循環不全、低酸素、代謝異常などを示す可能性があります。
敗血症では「なんとなく反応が鈍い」「会話がかみ合わない」「ぼんやりしている」といった軽い変化から始まることもあります。
これは敗血症性脳症の初期サインである可能性があり、見逃してはいけません。

心拍数増加はどう扱えばよいか
qSOFAには含まれませんが、実際の臨床では非常に大事です。
例えば、発熱と頻脈だけでは「ただの感染症」に見えることがありますが、そこに呼吸数増加、血圧低下、意識変容、尿量低下が加わると、一気に敗血症を疑う流れになります。
つまり頻脈は単独で決め手にはなりにくいですが、全身状態悪化の文脈の中では重要なヒントです。

覚え方
qSOFAは
「呼吸・血圧・意識」
の3つです。

心拍数は大事ですが、qSOFAには入りません。