2026年5月5日(火)看護師クイズ 回答

概要 夜間の安静時に胸痛を繰り返す患者。発作時の心電図で一過性のST上昇を認めたが、ニトログリセリン投与により速やかに改善した。血液検査では心筋トロポニンの上昇は認めなかった。
この病態に関する記述として正しいものを1つ選べ。



A.冠動脈の器質的狭窄が主な原因である
B.心筋壊死を伴うため心筋逸脱酵素は必ず上昇する
C.ニトログリセリン投与で症状は改善しにくい
D.一過性の冠動脈攣縮による虚血である
E.運動時に症状が出現することが多い

回答

D.一過性の冠動脈攣縮による虚血である

解説

本症例は、夜間安静時の胸痛・一過性ST上昇・ニトロで速やかに改善という特徴から、冠攣縮性狭心症(vasospastic angina)が考えられる。

冠攣縮性狭心症は、冠動脈の一過性の攣縮により虚血をきたすが、通常は短時間で解除されるため心筋壊死には至らず、心筋逸脱酵素(トロポニンなど)は上昇しない

また、冠動脈の攣縮が原因であるため、ニトログリセリンによる血管拡張で速やかに改善するのが特徴である。

■ 各選択肢のポイント

A:誤り
→ 器質的狭窄ではなく機能的攣縮が原因

B:誤り
→ 壊死がないため通常は酵素上昇しない

C:誤り
→ ニトロで改善するのが特徴

D:正しい
→ 本質そのもの

E:誤り
安静時・夜間に多い(労作時ではない)

概要 夜間の安静時に胸痛を繰り返す患者。発作時の心電図で一過性のST上昇を認めたが、ニトログリセリン投与により速やかに改善した。血液検査では心筋トロポニンの上昇は認めなかった。
この病態に関する記述として正しいものを1つ選べ。



A.冠動脈の器質的狭窄が主な原因である
B.心筋壊死を伴うため心筋逸脱酵素は必ず上昇する
C.ニトログリセリン投与で症状は改善しにくい
D.一過性の冠動脈攣縮による虚血である
E.運動時に症状が出現することが多い

回答

D.一過性の冠動脈攣縮による虚血である

解説

本症例は、夜間安静時の胸痛・一過性ST上昇・ニトロで速やかに改善という特徴から、冠攣縮性狭心症(vasospastic angina)が考えられる。

冠攣縮性狭心症は、冠動脈の一過性の攣縮により虚血をきたすが、通常は短時間で解除されるため心筋壊死には至らず、心筋逸脱酵素(トロポニンなど)は上昇しない

また、冠動脈の攣縮が原因であるため、ニトログリセリンによる血管拡張で速やかに改善するのが特徴である。

■ 各選択肢のポイント

A:誤り
→ 器質的狭窄ではなく機能的攣縮が原因

B:誤り
→ 壊死がないため通常は酵素上昇しない

C:誤り
→ ニトロで改善するのが特徴

D:正しい
→ 本質そのもの

E:誤り
安静時・夜間に多い(労作時ではない)