2026年7月1日(水)看護師クイズ 回答

概要 高血圧患者に使用される降圧薬の特徴として正しいものはどれでしょうか。






A. ACE阻害薬は空咳(乾いた咳)が副作用としてみられることがある。
B. β遮断薬は心拍数を増加させるため、頻脈の患者に適している。
C. Ca拮抗薬は末梢血管を収縮させて血圧を下げる。
D. 利尿薬は体内の水分量を増やして血圧を下げる。








回答

A. ACE阻害薬は空咳(乾いた咳)が副作用としてみられることがある。

解説

ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)は、アンジオテンシンⅡの産生を抑制し、血管を拡張させることで血圧を下げます。また、心不全や心筋梗塞後の予後改善効果があることでも知られています。

ACE阻害薬の代表的な副作用として**空咳(乾いた咳)**があります。これはブラジキニンという物質が分解されにくくなり、気道を刺激するために起こると考えられています。咳が強く日常生活に支障をきたす場合は、同じレニン・アンジオテンシン系に作用するARBへ変更されることがあります。

他の選択肢

B:誤り
β遮断薬は交感神経の働きを抑え、心拍数や心収縮力を低下させます。そのため頻脈や狭心症、心筋梗塞後、慢性心不全などで使用されることがあります。

C:誤り
Ca拮抗薬は血管平滑筋へのカルシウム流入を抑え、血管を拡張させて血圧を下げます。代表的な副作用として、顔面紅潮、頭痛、下腿浮腫などがあります。

D:誤り
利尿薬はナトリウムと水分を尿として排泄することで循環血液量を減少させ、血圧を下げます。脱水や低カリウム血症などの電解質異常に注意が必要です。


臨床で覚えておきたいポイント

  • ACE阻害薬:空咳、高カリウム血症、腎機能悪化に注意
  • ARB:ACE阻害薬より空咳が少ない
  • Ca拮抗薬:高齢者にも使用しやすい。下腿浮腫・頭痛・顔面紅潮に注意
  • β遮断薬:徐脈、低血圧、気管支喘息患者では慎重投与
  • 利尿薬:脱水、電解質異常(特に低K血症や低Na血症)に注意

看護のポイント
降圧薬を服用している患者では、血圧だけでなく脈拍・めまい・ふらつき・転倒リスクをあわせて観察することが重要です。特に高齢者では、急激な血圧低下による起立性低血圧が起こりやすいため、立ち上がる際の症状や転倒歴も確認しましょう。また、腎機能や電解質異常を起こしやすい薬剤もあるため、定期的な血液検査の結果にも注意して観察することが大切です。

概要 高血圧患者に使用される降圧薬の特徴として正しいものはどれでしょうか。






A. ACE阻害薬は空咳(乾いた咳)が副作用としてみられることがある。
B. β遮断薬は心拍数を増加させるため、頻脈の患者に適している。
C. Ca拮抗薬は末梢血管を収縮させて血圧を下げる。
D. 利尿薬は体内の水分量を増やして血圧を下げる。








回答

A. ACE阻害薬は空咳(乾いた咳)が副作用としてみられることがある。

解説

ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)は、アンジオテンシンⅡの産生を抑制し、血管を拡張させることで血圧を下げます。また、心不全や心筋梗塞後の予後改善効果があることでも知られています。

ACE阻害薬の代表的な副作用として**空咳(乾いた咳)**があります。これはブラジキニンという物質が分解されにくくなり、気道を刺激するために起こると考えられています。咳が強く日常生活に支障をきたす場合は、同じレニン・アンジオテンシン系に作用するARBへ変更されることがあります。

他の選択肢

B:誤り
β遮断薬は交感神経の働きを抑え、心拍数や心収縮力を低下させます。そのため頻脈や狭心症、心筋梗塞後、慢性心不全などで使用されることがあります。

C:誤り
Ca拮抗薬は血管平滑筋へのカルシウム流入を抑え、血管を拡張させて血圧を下げます。代表的な副作用として、顔面紅潮、頭痛、下腿浮腫などがあります。

D:誤り
利尿薬はナトリウムと水分を尿として排泄することで循環血液量を減少させ、血圧を下げます。脱水や低カリウム血症などの電解質異常に注意が必要です。


臨床で覚えておきたいポイント

  • ACE阻害薬:空咳、高カリウム血症、腎機能悪化に注意
  • ARB:ACE阻害薬より空咳が少ない
  • Ca拮抗薬:高齢者にも使用しやすい。下腿浮腫・頭痛・顔面紅潮に注意
  • β遮断薬:徐脈、低血圧、気管支喘息患者では慎重投与
  • 利尿薬:脱水、電解質異常(特に低K血症や低Na血症)に注意

看護のポイント
降圧薬を服用している患者では、血圧だけでなく脈拍・めまい・ふらつき・転倒リスクをあわせて観察することが重要です。特に高齢者では、急激な血圧低下による起立性低血圧が起こりやすいため、立ち上がる際の症状や転倒歴も確認しましょう。また、腎機能や電解質異常を起こしやすい薬剤もあるため、定期的な血液検査の結果にも注意して観察することが大切です。