2026年8月10日(月)看護師クイズ 回答

概要 心不全で入院中の患者さんに、フロセミド(ループ利尿薬)が静脈投与されました。
投与後、尿量は十分に増加しています。
この患者さんで、特に注意して確認すべき電解質はどれでしょうか?





A.ナトリウム(Na)
B.カリウム(K)
C.カルシウム(Ca)
D.リン(P)



回答

B.カリウム(K)

解説

フロセミドは、心不全患者さんのうっ血を改善するためによく使用される「ループ利尿薬」です。

ヘンレ係蹄上行脚に作用してNaClの再吸収を抑えることで、尿中へのナトリウムと水分の排泄を増加させます。

その結果、循環血液量が減少し、肺うっ血や末梢浮腫などの改善が期待できます。

しかし、尿量が増えるときには「水分だけ」が排泄されているわけではありません。

特に注意したいのが、「カリウム(K)の喪失」です。

ループ利尿薬によって遠位尿細管へ流れるナトリウム量が増えると、ナトリウムの再吸収と引き換えにカリウムの排泄が促進されます。

そのため、フロセミド使用中は低カリウム血症を起こす可能性があります。

【なぜ低カリウム血症が怖い?】

カリウムは、心筋の電気的活動に非常に重要な電解質です。

低カリウム血症になると、

・心室性期外収縮(PVC)
・心室頻拍(VT)
・重症例では心室細動(VF)
・筋力低下
・全身倦怠感 などが出現する可能性があります。

心不全患者さんは、もともと心機能が低下していたり、不整脈を合併していたりすることも多いため、電解質異常は特に注意が必要です。

【心電図にも注目!】

低カリウム血症では、

・T波の平低化
・ST低下
・U波の増高
・QT(厳密にはQU)延長様の変化などがみられることがあります。

「採血結果を見る」だけではなく、

モニター心電図に変化がないか?という視点も重要です。

【さらに重要なポイント】

フロセミド使用中は、Kだけを見ればよいわけではありません。

あわせて、

・Na
・Mg
・腎機能(Cr、eGFR)
・尿量
・体重
・血圧
・浮腫
・呼吸状態

などを総合的に評価します。

特にMg低下も不整脈リスクに関係するため、Kと一緒に確認することが大切です。

概要 心不全で入院中の患者さんに、フロセミド(ループ利尿薬)が静脈投与されました。
投与後、尿量は十分に増加しています。
この患者さんで、特に注意して確認すべき電解質はどれでしょうか?





A.ナトリウム(Na)
B.カリウム(K)
C.カルシウム(Ca)
D.リン(P)



回答

B.カリウム(K)

解説

フロセミドは、心不全患者さんのうっ血を改善するためによく使用される「ループ利尿薬」です。

ヘンレ係蹄上行脚に作用してNaClの再吸収を抑えることで、尿中へのナトリウムと水分の排泄を増加させます。

その結果、循環血液量が減少し、肺うっ血や末梢浮腫などの改善が期待できます。

しかし、尿量が増えるときには「水分だけ」が排泄されているわけではありません。

特に注意したいのが、「カリウム(K)の喪失」です。

ループ利尿薬によって遠位尿細管へ流れるナトリウム量が増えると、ナトリウムの再吸収と引き換えにカリウムの排泄が促進されます。

そのため、フロセミド使用中は低カリウム血症を起こす可能性があります。

【なぜ低カリウム血症が怖い?】

カリウムは、心筋の電気的活動に非常に重要な電解質です。

低カリウム血症になると、

・心室性期外収縮(PVC)
・心室頻拍(VT)
・重症例では心室細動(VF)
・筋力低下
・全身倦怠感 などが出現する可能性があります。

心不全患者さんは、もともと心機能が低下していたり、不整脈を合併していたりすることも多いため、電解質異常は特に注意が必要です。

【心電図にも注目!】

低カリウム血症では、

・T波の平低化
・ST低下
・U波の増高
・QT(厳密にはQU)延長様の変化などがみられることがあります。

「採血結果を見る」だけではなく、

モニター心電図に変化がないか?という視点も重要です。

【さらに重要なポイント】

フロセミド使用中は、Kだけを見ればよいわけではありません。

あわせて、

・Na
・Mg
・腎機能(Cr、eGFR)
・尿量
・体重
・血圧
・浮腫
・呼吸状態

などを総合的に評価します。

特にMg低下も不整脈リスクに関係するため、Kと一緒に確認することが大切です。