2026年8月17日(月)看護師クイズ 回答
| 概要 | 高度三尖弁逆流(TR)を伴う右心不全患者を観察しています。 次のうち、右心系のうっ血を最も直接的に反映する身体所見はどれでしょうか? A.両側肺野の湿性ラ音 B.頸静脈怒張 C.SpO₂の低下 D.起坐呼吸 |
|---|---|
| 回答 | B.頸静脈怒張 |
| 解説 | 右心不全では、右心系に戻ってきた血液を右室が十分に肺動脈へ送り出せなくなることで、右房圧や中心静脈圧が上昇します。この圧上昇は上大静脈や下大静脈などの体静脈系へ伝わるため、頸静脈怒張、下腿浮腫、肝うっ血、腹水などの「体静脈うっ血」を示す所見が出現します。 なかでも頸静脈は、身体所見から右房圧の上昇を推測するうえで非常に重要です。頸静脈怒張を認めた場合には、単に「首の血管が張っている」と捉えるのではなく、「右房圧が高くなっている可能性がある」と考えることがポイントです。 特に高度の三尖弁逆流(TR)がある患者では、右室が収縮するたびに血液の一部が三尖弁を通って右房へ逆流します。そのため右房圧がさらに上昇し、頸静脈の怒張や拍動が目立つことがあります。高度TRでは収縮期に右房へ逆流する血液量が増えるため、頸静脈波形で大きなV波を認めることも特徴の一つです。 一方、湿性ラ音や起坐呼吸、SpO₂低下などは、肺うっ血や肺水腫を伴う左心不全で認めやすい所見です。もちろん両心不全ではこれらが同時にみられることもありますが、「右心系のうっ血を直接的に反映する身体所見は何か」と考えると、頸静脈怒張が重要になります。 |
| 概要 | 高度三尖弁逆流(TR)を伴う右心不全患者を観察しています。 次のうち、右心系のうっ血を最も直接的に反映する身体所見はどれでしょうか? A.両側肺野の湿性ラ音 B.頸静脈怒張 C.SpO₂の低下 D.起坐呼吸 |
|---|---|
| 回答 | B.頸静脈怒張 |
| 解説 | 右心不全では、右心系に戻ってきた血液を右室が十分に肺動脈へ送り出せなくなることで、右房圧や中心静脈圧が上昇します。この圧上昇は上大静脈や下大静脈などの体静脈系へ伝わるため、頸静脈怒張、下腿浮腫、肝うっ血、腹水などの「体静脈うっ血」を示す所見が出現します。 なかでも頸静脈は、身体所見から右房圧の上昇を推測するうえで非常に重要です。頸静脈怒張を認めた場合には、単に「首の血管が張っている」と捉えるのではなく、「右房圧が高くなっている可能性がある」と考えることがポイントです。 特に高度の三尖弁逆流(TR)がある患者では、右室が収縮するたびに血液の一部が三尖弁を通って右房へ逆流します。そのため右房圧がさらに上昇し、頸静脈の怒張や拍動が目立つことがあります。高度TRでは収縮期に右房へ逆流する血液量が増えるため、頸静脈波形で大きなV波を認めることも特徴の一つです。 一方、湿性ラ音や起坐呼吸、SpO₂低下などは、肺うっ血や肺水腫を伴う左心不全で認めやすい所見です。もちろん両心不全ではこれらが同時にみられることもありますが、「右心系のうっ血を直接的に反映する身体所見は何か」と考えると、頸静脈怒張が重要になります。 |