2026年8月28日(金)看護師クイズ 回答
| 概要 | 開心術後の患者で、心拍数110回/分、血圧85/55 mmHg、CVP 14 mmHg。尿量が減少し、四肢冷感を認めています。胸腔・心嚢ドレーンからの排液は急に減少しました。このとき、最も注意すべき病態はどれでしょうか? A.心タンポナーデ B.循環血液量減少 C.血管拡張性ショック D.単純な術後疼痛 |
|---|---|
| 回答 | A.心タンポナーデ |
| 解説 | 開心術後に低血圧、頻脈、尿量低下、四肢冷感が出現していることから、心拍出量が低下している状態を考えます。 ここで重要なのが、CVP 14 mmHgと高値であることです。単純な循環血液量減少ではCVPは低下することが多いですが、心タンポナーデでは心嚢内に血液が貯留して心臓が外側から圧迫されるため、心臓への静脈還流が障害され、CVPが上昇します。 さらに重要なのが、「胸腔・心嚢ドレーンからの排液が急に減少した」という所見です。開心術後では、ドレーン排液が減ると「出血が止まった」と考えがちですが、循環動態が同時に悪化している場合には注意が必要です。血餅などによってドレーンが閉塞し、心嚢内に血液が貯留している可能性があります。 心嚢内に血液が貯留すると心臓の拡張が障害され、一回拍出量・心拍出量が低下します。その結果、低血圧、頻脈、尿量低下、四肢冷感などの循環不全症状が出現します。 したがって、開心術後に「血圧低下+CVP上昇+ドレーン排液の急減」を認めた場合には、心タンポナーデを強く疑うことが重要です。 |
| 概要 | 開心術後の患者で、心拍数110回/分、血圧85/55 mmHg、CVP 14 mmHg。尿量が減少し、四肢冷感を認めています。胸腔・心嚢ドレーンからの排液は急に減少しました。このとき、最も注意すべき病態はどれでしょうか? A.心タンポナーデ B.循環血液量減少 C.血管拡張性ショック D.単純な術後疼痛 |
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| 回答 | A.心タンポナーデ |
| 解説 | 開心術後に低血圧、頻脈、尿量低下、四肢冷感が出現していることから、心拍出量が低下している状態を考えます。 ここで重要なのが、CVP 14 mmHgと高値であることです。単純な循環血液量減少ではCVPは低下することが多いですが、心タンポナーデでは心嚢内に血液が貯留して心臓が外側から圧迫されるため、心臓への静脈還流が障害され、CVPが上昇します。 さらに重要なのが、「胸腔・心嚢ドレーンからの排液が急に減少した」という所見です。開心術後では、ドレーン排液が減ると「出血が止まった」と考えがちですが、循環動態が同時に悪化している場合には注意が必要です。血餅などによってドレーンが閉塞し、心嚢内に血液が貯留している可能性があります。 心嚢内に血液が貯留すると心臓の拡張が障害され、一回拍出量・心拍出量が低下します。その結果、低血圧、頻脈、尿量低下、四肢冷感などの循環不全症状が出現します。 したがって、開心術後に「血圧低下+CVP上昇+ドレーン排液の急減」を認めた場合には、心タンポナーデを強く疑うことが重要です。 |