2024年4月12日(金)看護師クイズ 回答
概要 | Nohria-Stevenson分類とは? |
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回答 | Nohriaらにより2003年に提唱された急性心不全の病態分類の1つであり、うっ血所見(後方障害/肺のむくみ)と低灌流所見(前方障害/心収縮力)の有無を身体所見から判断し、心不全の病態を4つに分類したものである。 |
解説 | Swan-GanzカテーテルによるForrester分類と同じではないが、非侵襲的に心不全の病態を分類できるため、臨床の場において有用であるが、評価には熟練を要する。うっ血所見は、起座呼吸、頸静脈圧の上昇、浮腫、腹水、肝頸静脈逆流で評価する。wetかdryに分けられる。低灌流所見は、小さい脈圧〔(収縮期血圧-拡張期血圧)/収縮期血圧<25%〕、四肢冷感、傾眠、低Na血症、腎機能悪化で評価する。warmかcoldに分けられる。A(Dry-Warm)、B(Wet-Warm)L(Dry-Cold)、C(Wet-Cold)の4つに分けられます。 A(Dry-Warm)では、低還流、うっ血ともに「なし」と判断されます。
執筆・引用:周術期セミナー (名古屋ハートセンター 小中野和也) |
概要 | Nohria-Stevenson分類とは? |
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回答 | Nohriaらにより2003年に提唱された急性心不全の病態分類の1つであり、うっ血所見(後方障害/肺のむくみ)と低灌流所見(前方障害/心収縮力)の有無を身体所見から判断し、心不全の病態を4つに分類したものである。 |
解説 | Swan-GanzカテーテルによるForrester分類と同じではないが、非侵襲的に心不全の病態を分類できるため、臨床の場において有用であるが、評価には熟練を要する。うっ血所見は、起座呼吸、頸静脈圧の上昇、浮腫、腹水、肝頸静脈逆流で評価する。wetかdryに分けられる。低灌流所見は、小さい脈圧〔(収縮期血圧-拡張期血圧)/収縮期血圧<25%〕、四肢冷感、傾眠、低Na血症、腎機能悪化で評価する。warmかcoldに分けられる。A(Dry-Warm)、B(Wet-Warm)L(Dry-Cold)、C(Wet-Cold)の4つに分けられます。 A(Dry-Warm)では、低還流、うっ血ともに「なし」と判断されます。
執筆・引用:周術期セミナー (名古屋ハートセンター 小中野和也) |