2024年7月12日(金)看護師クイズ 回答

概要 ペースメーカ植込み時における心臓機能障害の認定基準について述べよ!
回答

《植え込み直後》
(1級)心臓の機能の障害により自己の身辺の日常生活活動が極度に制限されるもの
【解釈】
・ペースメーカ等への依存が絶対的なもの※1
・ペースメーカ等への依存が相対的なもの※2であって、メッツ※3の値が2未満のもの
※1日本循環器学会のガイドラインにおけるエビデンスと推奨度のグレードがクラスⅠに相当する状態に対して植え込みした場合
※2同ガイドラインのクラスⅡ以下の状態に対して、植え込みを行った場合
※3メッツ:身体能力活動を示す値(運動時の酸素消費量が、安静時の何倍に相当するかを示す運動強度の単位)
(3級)心臓の機能の障害により家庭内での日常生活活動が著しく制限されるもの
【解釈】
・ペースメーカ等への依存が相対的なものであって、メッツの値が2以上4未満のもの
(4級)心臓機能の障害により社会での日常生活活動が著しく制限されるもの
【解釈】
・ペースメーカ等への依存が相対的なものであって、メッツの値が4以上のもの

《再認定(3年以内)》
(1級)心臓の機能の障害により自己の身辺の日常生活活動が極度に制限されるもの
【解釈】
メッツの値が2未満のもの
(3級)心臓の機能の障害により家庭内での日常生活活動が著しく制限されるもの
【解釈】
メッツの値が2以上4未満のもの
(4級)心臓機能の障害により社会での日常生活活動が著しく制限されるもの
【解釈】
メッツの値が4以上のもの

解説

認定に当たっての留意事項

○植え込みから3年以内や3年後の再認定の後、手帳の交付を受けた者から状態が変動したことによる再交付の申請があり、障害程度の変化が認められた場合は、手帳の再交付を行うこと。
その際には、
[1]3年以内であれば植え込み時の基準を適用する。
[2]3年後であれば再認定の基準を適用する。
○身体活動能力(メッツ)の値について、症状が変化(重くなったり軽くなったり)
する場合は、症状がより重度状態(一番低い値)を採用する。
○先天性疾患の定義については、18歳未満で心疾患を発症したものとする。
○植込み型除細動器(ICD)を植え込んだ者であって3級又は4級の認定を受けた者であっても、手帳交付後にICDが作動し、再交付の申請があった場合は、1級と認定する。ただし、再交付から3年以内に再認定を行うこと。

(参考)
○「不整脈の非薬物治療ガイドライン(2011年改訂版) 」(日本循環器学会)のエビデンスと推奨度のグレード
(1)クラスⅠ:有益であるという根拠があり、適応であることが一般に同意されている
(2)クラスⅡa:有益であるという意見が多いもの
(3)クラスⅡb:有益であるという意見が少ないもの
(4)クラスⅢ:有益でないまたは有害であり、適応でないことで意見が一致している
○メッツ:METs(Metabolic Equivalents)
運動時の酸素消費量が、安静時の何倍に相当するかを示す運動強度の単位 例
2メッツ未満:ベット等で安静が必要な状態
2メッツ以上4メッツ未満:平地歩行ができる状態
4メッツ以上:早歩きや坂道歩きができる状

 

引用:厚生労働省ホームページ

心臓機能障害(ペースメーカ等植え込み者)及び肢体不自由(人工関節等置換者)の障害認定基準の見直しについてのテキストデータ

概要 ペースメーカ植込み時における心臓機能障害の認定基準について述べよ!
回答

《植え込み直後》
(1級)心臓の機能の障害により自己の身辺の日常生活活動が極度に制限されるもの
【解釈】
・ペースメーカ等への依存が絶対的なもの※1
・ペースメーカ等への依存が相対的なもの※2であって、メッツ※3の値が2未満のもの
※1日本循環器学会のガイドラインにおけるエビデンスと推奨度のグレードがクラスⅠに相当する状態に対して植え込みした場合
※2同ガイドラインのクラスⅡ以下の状態に対して、植え込みを行った場合
※3メッツ:身体能力活動を示す値(運動時の酸素消費量が、安静時の何倍に相当するかを示す運動強度の単位)
(3級)心臓の機能の障害により家庭内での日常生活活動が著しく制限されるもの
【解釈】
・ペースメーカ等への依存が相対的なものであって、メッツの値が2以上4未満のもの
(4級)心臓機能の障害により社会での日常生活活動が著しく制限されるもの
【解釈】
・ペースメーカ等への依存が相対的なものであって、メッツの値が4以上のもの

《再認定(3年以内)》
(1級)心臓の機能の障害により自己の身辺の日常生活活動が極度に制限されるもの
【解釈】
メッツの値が2未満のもの
(3級)心臓の機能の障害により家庭内での日常生活活動が著しく制限されるもの
【解釈】
メッツの値が2以上4未満のもの
(4級)心臓機能の障害により社会での日常生活活動が著しく制限されるもの
【解釈】
メッツの値が4以上のもの

解説

認定に当たっての留意事項

○植え込みから3年以内や3年後の再認定の後、手帳の交付を受けた者から状態が変動したことによる再交付の申請があり、障害程度の変化が認められた場合は、手帳の再交付を行うこと。
その際には、
[1]3年以内であれば植え込み時の基準を適用する。
[2]3年後であれば再認定の基準を適用する。
○身体活動能力(メッツ)の値について、症状が変化(重くなったり軽くなったり)
する場合は、症状がより重度状態(一番低い値)を採用する。
○先天性疾患の定義については、18歳未満で心疾患を発症したものとする。
○植込み型除細動器(ICD)を植え込んだ者であって3級又は4級の認定を受けた者であっても、手帳交付後にICDが作動し、再交付の申請があった場合は、1級と認定する。ただし、再交付から3年以内に再認定を行うこと。

(参考)
○「不整脈の非薬物治療ガイドライン(2011年改訂版) 」(日本循環器学会)のエビデンスと推奨度のグレード
(1)クラスⅠ:有益であるという根拠があり、適応であることが一般に同意されている
(2)クラスⅡa:有益であるという意見が多いもの
(3)クラスⅡb:有益であるという意見が少ないもの
(4)クラスⅢ:有益でないまたは有害であり、適応でないことで意見が一致している
○メッツ:METs(Metabolic Equivalents)
運動時の酸素消費量が、安静時の何倍に相当するかを示す運動強度の単位 例
2メッツ未満:ベット等で安静が必要な状態
2メッツ以上4メッツ未満:平地歩行ができる状態
4メッツ以上:早歩きや坂道歩きができる状

 

引用:厚生労働省ホームページ

心臓機能障害(ペースメーカ等植え込み者)及び肢体不自由(人工関節等置換者)の障害認定基準の見直しについてのテキストデータ