2024年7月4日(木)看護師クイズ 回答

概要 ショックの5兆候とは何か?
回答

蒼白(Pallor)

末梢循環不全(皮膚の蒼白)

虚脱(Prostration)

脳血流の低下(主要臓器の血流低下),意識の変調

発汗(Perspiration)

交感神経優位による汗腺の開大

脈拍触知不能(Pulselessness)

末梢動脈が触知できない(橈骨動脈が弱い・速い)

呼吸不全(Pulmonary deficiency)

組織の酸素供給と需要のバランスの不均衡(頻呼吸・呼吸窮迫)
解説

ショックは、「生体に対する侵襲あるいは侵襲に対する生体反応の結果、重要臓器の血流が維持できなくなり、細胞の代謝障害や臓器障害が起こり、生命の危機に至る急性の症候群」と定義されています。

そして、その病態により、大きく
循環血液量減少性ショック
心原性ショック
血液分布異常性ショック
心外閉塞・拘束性ショック の4つに分類されます。

 

看護師が臨床でショックを疑うとき、注意したいのは「不穏」「頻呼吸」「脈」「発汗の性状」です。特に前者2つが重要です。

ショックの指標としての不穏は、精神的な不安で起こるというよりも、脳血流量の低下や代謝性変化により血液が酸性に傾いた状態になったり、心筋梗塞や気胸等による疼痛などで起こったりすると考えられます。従って急な不穏の発生や意識の変化があった場合は、バイタルサインと「ショックの5徴候」からショックを疑ってみる必要があります。

頻呼吸は、ショックによって血液が酸性に傾いた状態になり、その代償として過呼吸になって、血中二酸化炭素を排出し、アルカリ性にしようとする結果として起こります。呼吸数が1分間に20回以上ならショックを疑い、ほかのバイタルサインと総合して判断します。日常的には血圧や脈拍数のチェックのみということが多いと思いますが、呼吸数にも注意を払うことはショックの発見において大切なことです。

 

引用:急変対応セミナー 

講師:石川 みさと

概要 ショックの5兆候とは何か?
回答

蒼白(Pallor)

末梢循環不全(皮膚の蒼白)

虚脱(Prostration)

脳血流の低下(主要臓器の血流低下),意識の変調

発汗(Perspiration)

交感神経優位による汗腺の開大

脈拍触知不能(Pulselessness)

末梢動脈が触知できない(橈骨動脈が弱い・速い)

呼吸不全(Pulmonary deficiency)

組織の酸素供給と需要のバランスの不均衡(頻呼吸・呼吸窮迫)
解説

ショックは、「生体に対する侵襲あるいは侵襲に対する生体反応の結果、重要臓器の血流が維持できなくなり、細胞の代謝障害や臓器障害が起こり、生命の危機に至る急性の症候群」と定義されています。

そして、その病態により、大きく
循環血液量減少性ショック
心原性ショック
血液分布異常性ショック
心外閉塞・拘束性ショック の4つに分類されます。

 

看護師が臨床でショックを疑うとき、注意したいのは「不穏」「頻呼吸」「脈」「発汗の性状」です。特に前者2つが重要です。

ショックの指標としての不穏は、精神的な不安で起こるというよりも、脳血流量の低下や代謝性変化により血液が酸性に傾いた状態になったり、心筋梗塞や気胸等による疼痛などで起こったりすると考えられます。従って急な不穏の発生や意識の変化があった場合は、バイタルサインと「ショックの5徴候」からショックを疑ってみる必要があります。

頻呼吸は、ショックによって血液が酸性に傾いた状態になり、その代償として過呼吸になって、血中二酸化炭素を排出し、アルカリ性にしようとする結果として起こります。呼吸数が1分間に20回以上ならショックを疑い、ほかのバイタルサインと総合して判断します。日常的には血圧や脈拍数のチェックのみということが多いと思いますが、呼吸数にも注意を払うことはショックの発見において大切なことです。

 

引用:急変対応セミナー 

講師:石川 みさと